1.コンセプト

教育を受け、生活をする場所は「あたたかい第二の家」と言えます。

子ども達は、人からだけでなく、環境からも教育を受けて成長します。

国際バカロレアの学習や発達は、日々変化します。

この変化に適応できる環境をデザインしました。

2.玄関・ロビー

　1　屋外には「四季」「育つ」「実る」をコンセプトに植栽をし、子どもたちへの「気づき」を促す環境を設定します。
　2　「地域との共存」を実現するために、活動の様子が発信できるような正面デザインです。
　3　ロビーは、すべての様子が見渡せ、ここでの活動が感じられるポイントです。

3.日本語クラス・英語クラス

　1　バイリンガル教育を実現するため、日本語エリアと英語エリアを分け、それぞれの文化を感じられる素材で構成しました。
　2　探求型学習の推進に必要な「対話」ができるゾーンを、オリジナル家具によって作りました。

4.1歳～2歳クラス

この年齢は、健全な成長発達や生活習慣の獲得が大切な時期になります。
この時期は教育の土台となるため、安全・健康に配慮された機能と、
あたたかく・落ち着いた空間の中で、「表現」と「バイリンガル教育」が
実現できる空間をデザインしました。

5.ライブラリースペース

国際バカロレアの必須環境である「ライブラリースペース」を、2段の立体家具で実現し、知識と体験が出会う場所をデザインしました。
階段は、子ども達が対話する場所へと変化します。

6.ダンス・体育・音楽スペース

心技体を実現させるための「吊綱」「畳」や、防音機能のある「音楽・ダンス室」「ピアノ室」空間をデザインします。

7.事務・健康安全管理

　1　事務管理スペースをオープンにし、常にクラスと関われるようにします。
　2　各年齢に合ったトイレ機能・洗面台・浴室を設置し、自立・衛生を促します。
　3　防犯カメラ・出入管理システムを完備し、危機管理機能を実現します。

概要